続く、テイラーリングの発想。 いわゆる戦後生まれのベビーブーマーが支えて来た、集団消費社会が完全に終わろうとしています。渇きにも似た消費欲求を持つ世代はすでに年金生活者となり、その面影は遠い… 2020.09.17 Column
将校たちの服〜マネジメントとビスポーク〜。 年配の方なら存知かもしれません。アカデミー賞4部門にノミネートされた名作、「頭上の敵機/Twelve O‘clock High」。戦争映画の名作ではありますが、… 2020.05.20 Column
成熟を、着る。 ICT(Information & Communication Technology)やIoT(Internet of Things)など一部の情報技術… 2020.05.11 Column
注文服で、セルフプロモーションを楽しむ。 有名な逸話だからご存知の方も多いでしょう。アップルの創業者スティーブ・ジョブスの服装にまつわる話です。彼は新製品の発表会となると、必ず黒のタートルネックにリーバ… 2020.04.29 Column
シャツ|男の色気は、白シャツにあり。 シャツは下着として素肌に着るのが常識であったためか、映画の中で度々 性的なメタファー(隠喩)に使われます。ハンガーやフックに掛けられたシャツ、ベッドに脱ぎ捨てら… 2020.04.20 Column
デザイン|新しいだけでは、もう通用しない。 新奇性の強いイノベーティブなデザインを企業に提案すると、日本の経営者やデザイン部門のディレクターは間違いなく飛びつくと言います。ところが同じ提案を欧米のヘリテッ… 2020.04.15 Column
男性靴とスーツは一体のもの、です。 黒澤監督作品「天国と地獄」は製靴会社の経営権闘争の最中、主人公である重役の男に男児誘拐事件が降りかかり、優位な立場で株主総会を仕切るはずが窮地に追い込まれる物語… 2019.11.28 Column
小津映画で、背広について想う。 小津 安二郎 監督作品「彼岸花」(1958年・松竹配給)の中で、主人公を演じるモーニング・コート姿の佐分利 信が、新郎新婦に向けての祝辞を述べる場面があります。… 2019.07.2 Column
女性と時代とドレープ・スーツ。 20世紀のアーティストあるいは職人の写真を観ると、スーツをさりげなく着ている人物をたびたび見かけます。ピカソやダリ、コクトーやヒッチコック・・・。Think … 2019.06.18 Column
シニアとスーツ。 日本人は「老い」に対して、概ね後ろ向きの傾向があるようです。たとえば、身体の衰えを嘆いたり、体験や挑戦を叶わぬものと決めつけたり、新しい変化に端から背中を向けて… 2019.03.1 Column