男性靴とスーツは一体のもの、です。 黒澤監督作品「天国と地獄」は製靴会社の経営権闘争の最中、主人公である重役の男に男児誘拐事件が降りかかり、優位な立場で株主総会を仕切るはずが窮地に追い込まれる物語… 2019.11.28 Column
小津映画で、背広について想う。 小津 安二郎 監督作品「彼岸花」(1958年・松竹配給)の中で、主人公を演じるモーニング・コート姿の佐分利 信が、新郎新婦に向けての祝辞を述べる場面があります。… 2019.07.2 Column
女性と時代とドレープ・スーツ。 20世紀のアーティストあるいは職人の写真を観ると、スーツをさりげなく着ている人物をたびたび見かけます。ピカソやダリ、コクトーやヒッチコック・・・。Think … 2019.06.18 Column
シニアとスーツ。 日本人は「老い」に対して、概ね後ろ向きの傾向があるようです。たとえば、身体の衰えを嘆いたり、体験や挑戦を叶わぬものと決めつけたり、新しい変化に端から背中を向けて… 2019.03.1 Column
なぜ、ジャック・レモンはサック・スーツを着たのか? ウェルドレッサーが多かった’50年代〜’60年代、アメリカでは西部劇が全盛だったせいか、男の役者にはカウボーイの匂いがつきまといがちでした。そんな汗臭い男優の中… 2018.02.7 Column
フォーマル、人と出会う日常服。 フォーマル・ウエアは特別な日に着用する服。タキシードやブラックのディレクター・スーツ、ウェディング・スーツなどに対して、誰しもがそんな考え方をお持ちではないでし… 2017.10.21 Column
スーツの肩越しに、キリスト教が見える。 英国やアメリカから欧州大陸を概観するときに、「コンチネンタル(大陸的な)」という言葉がよく使われました。こと英国から欧州大陸を見据えたとき、そこには特別な意味が… 2017.08.28 Column
活きているスーツ、バタク ドレープスーツ。 ドレープスーツと聞いて、「?」と思われる方、ロンドン・カットと言えばお判りでしょうか。ロンドン風の仕立て・裁縫技術でもあり、長い時間を経て伝承され… 2017.06.16 Column
進化している、サック・スタイル。 ⬆️身体のラインに沿わせた、かつてのサック・スーツ。いわゆるアメトラのイメージとはずいぶん違います。 「サック・スーツ」についてご存… 2017.05.9 Column
ビジネス・スーツを考える。 仕事で着るためにスーツを購入する、という人はスーツ購入者(オーダーを含む)の約9割に及びます。就活においてはもちろん100%です。ビスポークの市場も同様のニーズ… 2017.04.20 Column