ヴィンテージ海島綿で、ジャケットを。
80年代に「シーアイランド・コットン」こと「海島綿」がもてはやされた時期がありました。超長繊維(カリブ海産コットン)がもたらす肌触りの素晴らしいさは現在でも変わってはいません。それはこのコットン素材の物性(ぶっせい)に限 …
80年代に「シーアイランド・コットン」こと「海島綿」がもてはやされた時期がありました。超長繊維(カリブ海産コットン)がもたらす肌触りの素晴らしいさは現在でも変わってはいません。それはこのコットン素材の物性(ぶっせい)に限 …
ケーリー・グラントがフォックス・ブラザーズの服地(特にフランネル)を愛用していたことは有名な話です。今年、創業250周年を迎えた同社がケーリー・グラントへのオマージュとしてサマージャケットの服地を発表しました。都会的なブ …
涼を求めて、軽く通気性に優れた服地に関心が集まる時節。お問い合わせくださる内容の多くは、モヘアを混紡した軽目の目付(例えばドーメルの「スーパーブリオ」)や、ガーゼのようなメッシュでしょう。しかし、忘れてほしくないのがウー …
“カムカムロス”の週初めとなりました(笑)。素晴らしくファンタジーな朝ドラだったと思います。しかし、歳を取ると邂逅シーンに弱くなりますねぇ(しみじみ)。さて閑話休題、ここからが本題です。毎年春から …
「市場にないモノは自分たちで作ってしまえ」という発想で生まれたのが、オリジナル服地の「バタク・クロス」。昭和期の製糸・機織り設備を活かして織った往年のヴィンテージ品質や現在では流通していない規格を再現しています。生産地は …
先日、十数年ぶりに「夜の大捜査線」(1967・米)を観ました。アメリカ南部の田舎町で起きた殺人事件を偶然その町に居合わせた敏腕黒人刑事が解決に導くというストーリーですが、人種差別問題が真のテーマとなっている作品です。都会 …
ロンドンやパリの老舗シャツ・テーラーの多くは、シャツ専門の店からスーツやネクタイなどへと業容を拡大してきた点が特徴的です。「バタク」はと言うと、彼らとは違いビスポーク・テーラーの視点からシャツを捉えています。つまり、スー …
仕事着のカジュアル化が進む中、”スーツ離れ”と言われるようになって久しいわけですが、これが世の中の流れですので、悲観的に捉えるつもりはありません。すでにスーツは嗜好品として進化(深化)している過程 …
リネンのスーツにこだわりを持つ人にとって、重いウエイトのアイリッシュ・リネンで仕立てることは常識の範囲内でしょう。地中海やカリブ海などの避寒地で着る400g/m台のリネンで仕立てたスーツの凛とした風情は、貴族的とも言える …
それほど強い思い入れがあって購入した訳ではないのに、実際に使用していくうちにその製品が持つ真の魅力に気づいて、今では生活に欠かせない存在になっている・・・といったアイテムを誰もがお持ちではないでしょうか。そんな良い意味で …