それでも着たい、リネンの魔力。
ウーステッド（薄手の毛織物）に比べ、リネン（麻）はシワになりやすいことから、敬遠されるお客様も少なくありません。さらにウエイトのあるクラシックで本格的なもの（アイリッシュ・リネンのような）を選べば夏服地としての清涼感が失 …
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ドレスにもカジュアルにも、ラグカジなジャケット。
フォックス・ブラザーズの創業250周年を記念して、この秋冬に新しいコレクションとして登場する「フォックス・ジャケッティング」のコレクション・バンチ(全21色柄)が届きました。最高品質のメリノ種ラムズウールにカシミアをブレ …
あなどるなかれ、チーフ演出術。
「働き方改革」と聞いて、「何を今さら」とおっしゃる方が当店のお客様には多いと思われます。そもそもビスポーク・スーツを着て仕事をしている人たちです。自分のペースに仕事を取り込むのはもちろん、受動的なビジネスの枠組みを超えて …
「ルイス・ウーレン」、再び。
ネイビースーツとグレイスーツは必ずクローゼットになくてはならないマストアイテムです。ネイビーやグレイはスーツの基本となる色であり、特に誂えたスーツは普遍的な美しさを持ち、着る人の魅力を倍加する効果があります。普段、ビジネ …
カリビアン・シャツにスカーフを。
チャーチルとドイツの政治的な駆け引きに巻き込まれたウィンザー公は、後にバハマの提督を務めましたが、避寒地の心地良さに心酔し、カリブスタイルの開襟シャツを愛用したそうです。ご好評をいただいておりますカリビアン・シャツの組み …
モヘアスーツは夏だけに限らず。
高品質なモヘアやハイツイスト（強撚）素材を得意としているミルといえば英「ウィリアム・ハルステッド」です。急速に変化する今の時代においても、良き時代の伝統的な英国生地のみ展開する姿勢にブレはありません。今から10年以上前に …
感想、テリレン。
英国で言うポリエステルが「テリレン®」であることはご存知でしょう。この「テリレン®」の混紡服地についてお客様からお問い合わせが多々ありますので、試しにスーツに仕立てみました。仕立て品は、写真のように3ピース・スーツですが …
夏の新基準、バタクのウール＆リネン。
今回は、私が昨年仕立てた「バタク・クロス」ウール＆リネンのスーツのインプレッションをお届けします。生地の詳細につきましてはコチラをご覧ください。この生地を選択した理由ですが、落ち着いたベージュの色味や、一見するとウール混 …
サック・スーツが夏に合う理由。
年齢を重ねるほど似合ってくるスーツのひとつにサック・スーツがあります。2ピースを基本としているため、涼感を追求した上質な服地で誂えれば、軽快でくつろげる着用感をお楽しみいただけます。このゆったりと羽織るようなリラックス感 …
服地商としての「ダンヒル」は違う。
稀少性に価値を置くのか、それともその商品特性に魅力を見出すのか。英国からの服地の仕入ルートを回りながら、冒頭のような自問を繰り返しながら見つけた英「ダンヒル」の服地。一見、類似の品がありそうですが、高級服地部門でテイラー …
