登りつめる男の、タテ縞。
江戸時代に南蛮貿易で日本に伝来したのが和装の縞(しま)柄だそうです。南の島からと届いた柄なので「島」と呼ばれ、それに「縞」の当て字をしたと伝えられています。縞柄は、ですから舶来というか、どこかハイカラな風情が感じられたた …
江戸時代に南蛮貿易で日本に伝来したのが和装の縞(しま)柄だそうです。南の島からと届いた柄なので「島」と呼ばれ、それに「縞」の当て字をしたと伝えられています。縞柄は、ですから舶来というか、どこかハイカラな風情が感じられたた …
サファリ・ジャケットをご購入いただいた当店のお客様が、先日ジャケットを着て来店されたので写真を撮らせていただきました。真冬に当店のサファリ・ジャケットを着ていらっしゃったからです。少々厚手のニット(タートルネック)、ボト …
いまでこそ、公式な場やビジネスのTPOとしては、スーツやフォーマル・ウエアが上下同素材であることに異を唱える人はいません。しかし、スーツが登場してくる1800年代の半ばまでは、上下別素材こそが格式のある服装だったと言いま …
ここ数年、フランネル服地を牽引役に多くのホワイトカラーのビジネスマンを心酔させているのが、英「フォックス・ブラザーズ」です。非常に控え目ながら豪奢な雰囲気を醸す、フランネル服地を得意として来た同社が再評価されているのはご …
まだデッドストックの服地で仕立てたことはない、というお客様にご案内したいお品があります。仏のマーチャント「ドーメル」社のモヘア・ウール系のもので、同社の名を世界に知らしめた革新服地〈TONIK®〉です。オリジナルのリリー …
ウール・フランネルで絶大な支持を集めている英国「フォックス・ブラザーズ」から、2019ニューコレクションがリリースされました。その中より店頭在庫としてイチオシしておりますのが、春にふさわしい平織り服地と通気性に着目した強 …
着る機会が多い人でも年に10数回ほど、というのがディナー・ジャケット(米国流の呼称はタキシード)です。だからでしょうか、既製品やレンタルで十分だという多くの方の意見もあります。しかし、その少ない機会こそ、人脈をつくり、チ …
高級ツイードでお馴染みの英「ラヴァット・ミル」ですが、スーツ用のウーステッド(梳毛毛織)でもその底力を見せてくれました。当店が同ミルへ特別注文した非常に凝ったお品です。1930年代のヴィンテージ品質の指標でもある「20. …
首まわりの服装品で、男が唯一仕事で着用できるのがフォー・イン・ハンド、すなわちレギュラー・タイです。一方、当初は競馬観戦に集う貴族の装飾品として首に巻いたのが、アスコット・タイ。アスコット競馬場に由来し、フォーマル・ウエ …
バタクでは、お客様のご注文に応えるためにテスト・テーラリングを行っております。実際に仕立てることで、洋服がイメージしていたカタチになるかを型紙、縫製、服地において細かく検証する作業です。その検証プロセスで一番重要な役割を …